空き店舗から個性発信/日置・湯之元温泉商店街
(2007/03/24 07:23 南日本新聞より)
フリーマーケットのようにメンバーの個性豊かな品が並ぶ店内=日置市東市来町湯田 日置市東市来町の湯之元温泉商店街の空き店舗を約20人の市民が共同で借りて、個性豊かな手芸や陶芸など手作り作品を販売する「湯之元温泉大学マイショップ経営学部」がオープンした。4月15日にある湯之元馬頭観音馬踊りにあわせ、7日から春の発表会を開く。
同市東市来町神之川の分校跡で昨年から、「自分たちの好きなことを探し、学ぼう」と活動していた市民グループ「川原純情小学校」のメンバーが中心。活動の成果を発表する場所を持とうと、分校跡から移動すると同時に共同店舗を開いた。
家賃など運営費はメンバーが月2000円ずつ負担。販売スペースもそれぞれ管理する。陶器やオリジナルの衣服・小物、CDなどがフリーマーケットのように配置されている。アロマセラピーやリフレクソロジーなどの「くつろぎや」の小瀬良むつみさんが常駐する。
場所は湯之元温泉商店街の中心部。東市来町商工会などが活性化策の一つとして2001年に設けた無料休憩施設「こけけ湯あがり館」があったが、数年前に閉鎖されていた。
「純情小学校」の活動と同様に、店舗内の一角を利用してメンバーたちが集い、互いに学ぶ「風呂端会議」も月1回程度のペースで続ける。
「個展やコンサートなども企画しながら、大人の遊び場として楽しみたい。温泉の入浴がてら、多くの人が気軽に立ち寄って、お茶を飲んだり、話をできる空間にしたい」と話している。
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